限られた中で美味しい鯨肉加工品を作っていくこと:南極海 ミンク鯨ベーコン
南極海(南氷洋産)ミンク鯨ベーコンは人気が高い。それは上品な風味と鯨の深い味わいのせい。
良い鯨ベーコンというのは、風味がふんわりと鼻にぬけ、噛み締めると深いコクがある。
味わう毎に、にじみ出る脂に臭みはなく、また風味がふんわりと広がる。
これを知ってる人は、そんなに多くはない。
しかしご家庭で一度解凍して、開封させ、空気に触れたベーコン。
それは食べきること、使い切ることが基本だ。
脂が多い部位は、それだけ酸化しやすく風味が損なうのも早いのだ。
だから少量ずつ食べたい、使い切る分だけほしい、という方のご要望がある。
ということで、ミンク鯨ベーコン食べきりスライス50gを作りました。
約7枚~10枚前後入りです。
国際司法裁判所において、南極海の調査捕鯨が停止となったので、今後の原料としての入荷はありません。
いま手元にある原料だけの加工、販売となっております。
なかなかですね、原料の心配をされることが多いのですが、確かに南極海(南氷洋産)の調査捕鯨において
副産物の鯨の捕獲できませんが、調査捕鯨の北西太平洋、正規に輸入された鯨の原料はあります。
限られた中で最大限に美味しい鯨加工品を作っていくこと。
それは創業以来ずっと続けてきました。
わたしが子供の頃、商業捕鯨が停止となって生産量がぐっと少なくなった時代もありました。
その時も乗り越えてきたのです。
いまの長崎は、ちょうどお盆用の鯨でみんなバタバタしてます。
長崎のお盆は鯨を食べるんですよ。みーんなが帰ってくるとき、集まるときのおもてなしの一つです。