旨い鯨を銘酒と楽しむ夕餉 in ホテル清風
美味しい鯨料理と、焼酎と日本酒を楽しんで参りました!むふふぅ(●´ω`●)
場所はホテル清風さん
まずは受付でこちらを頂く。
中には、お献立とお酒のメニュー表などが入ってましたが、可愛い手作りのお箸の袋!
社員さんが作られたそうです。デザインが数種類あってこんなとこにも想いがこもっておりました。
そして私は鯨料理も楽しみだったのですが、日本酒の今里酒造さんと焼酎の霧島酒造さんが
わざわざおいでになって銘酒をいただける!ということで
「なんてゆうこと!(゚Д゚)!!これはぜひ行かねば!」と胸が躍っておりました。
(しかし決して飲んべぇではありませんヨ・・・)
まず乾杯は、今里酒造さんの 六十餘洲 大吟醸(山田錦)17度をいただきました。
なんともフルーティ。柔らかい口当たりで後味もほんわかすっきり。
私は日本酒は酔いすぎてしまうので近年避けていたのですが、日本酒にまた目覚めてしまいました。
とても飲みやすい。そして、なんとも鯨に合うのです!
☆六十餘洲 大吟醸(山田錦)17度
それではお料理をご紹介します。
(たくさんありましたので、一部割愛しております。電池も切れたし・・・(泣))
まずは鯨ユッケ
赤身の最高級の部位に希少な鯨コラーゲンを和えてできた逸品。
一口食べて、まろやかでとろけるお味。
鯨の赤肉が上質なので本来の味を生かしたまま作られていることがよくわかりました。
中華風なのにとても味が繊細で美味しかったです。
鯨カルパッチョ・細野菜
ベーコンに脂が少し浮き出てるでしょ?ギトギトッて思いますか?
これは実は臭みも無い上質な脂なので、余計なギトギト感もなく、深い旨味があって美味しいのです。
これがまたお酒と合うんだわ・・・・。
前川さんが「他のベーコンはつまづくものがあるのに、
この鯨ベーコンは切る時につまづかずに、スッと包丁が入る」
と感激しておっしゃってました。でも食べたら身が引き締まっていて丁度良い食感と豊かな風味。
細野菜も美味しかったな~!
イワシ鯨の百ひろ。鯨の小腸を伝統の技法で調味し、茹でたものです。
これは、切り方が丁度良い厚さ!
これ以上薄かったり厚かったりすると、味はまた変わってしまうのです!
この百ひろの中の身のひきしまり具合、中がギュッと詰まってるのが最高です。
そして百ひろは大きいものほど旨い!
こちらはイワシ鯨なので、最高級品です。
そして鯨は1頭1頭違うので、その鯨の状態に合わせた調味と茹で方の製法がありますが、
それに合わせて出来上がりの固さも違ってくるので、硬いほどスライスする厚さは薄くなり、
柔らかいほど厚くなります。
それは料理人の腕ですね。柔らかさと硬さ、包丁の入れ方が味の決め手になるのです。
これは鯨だけじゃなく、他のお料理も全部そう。
例えばカステラでも、手でちぎったものと、包丁で切って食べたものは味が違いますよね。
切るって、ものすご~く大事なんですよ~(∩^ω^∩)
そして何とも最高だったのが、尾の身のにぎり。
シャリには五島産「ミルキー米」ワサビは佐賀産本山葵。ガリもこの日のために新生姜を仕込んでました。
カメラの電池切れが近づいてたから急いで撮影したため、写真がちょっと不服なんですが・・・・
本当に美味しい尾の身のにぎりをいただきました。
これは、素材の鮮度の良さと切り方も味の決め手ですが、同じぐらい大事なのは解凍です。
私は前川さんに「尾の身はこれは解凍が上手にされてて凄いですね!」と思わず声をかけてしまいました。
「時間との勝負です。お客様に出すまでを全部時間を計算してます」とおっしゃってました。
そうなんです、いつお客様が食べるかによって逆算して全部準備しないとこの美味しさは出ないんです。
「日野さんから頂いた鯨を宝物のように冷蔵庫へ入れていました」と、おっしゃっていた
前川さんのお気持ちはお料理にそのまま表れていました。
鯨赤身も、ドリップが出ないようにじっくり熟成解凍されてました。
熟成された赤身は旨味も増します。
そして、鯨ハリハリ鍋。
同じ霜降りでも尾の身より歯ごたえがある鹿の子
土壌栽培で取り寄せた水菜、群馬県の下仁田ネギとの食感と甘みのハーモニー。
鹿の子は、硬くなってしまうので、半茹でで食べるのが良いと思います。
おしゃべりばかりしてたら、あっという間に硬くなってしまうので要注意!
あ~鯨って本当に食べる時は時間との勝負ですね。
そしてこれは鯨料理の定番として外せません。鯨じゃが
鯨の皮の脂身がじんわり出汁に染み込みホッとする旨さ。
私はですね、この鯨じゃが(じゃが煮くじら)は本当に一般的な家庭料理だと思ってます。
長崎市内のスーパーマーケットに行けば、じゃが煮くじら180gが498円、須払い鯨200gが498円で手に入ります。
どちらもこうやって煮込み料理ができるんですよ。特売だと398円になるときも・・・\(゜∀゜)
須払い鯨は、春の季節にツワとタケノコで炊くと季節の野菜と楽しめて本当に美味しいです。(今度ご紹介します!)
高級な部位でも美味しい煮込みはできますが、長崎では手軽に鯨の旨味を堪能することはできるのです!
だから、もっともっと普及していただけたら嬉しいなぁ・・・。
今回、鯨の日野商店×焼酎の霧島酒造さん×日本酒の今里酒造さんとのコラボで実現したこの企画は、前川総理長のこだわりと鯨に対する熱い想いが諸所に見られ伝わってきましたが、ホテルの社員さん、スタッフさん達のお気持ちもとても伝わってきました。お献立のメニュー表から、お土産の可愛い鯨の袋のお箸、おもてなしの心を随所で感じ、いただきました。本当に有難うございました。
<飲み放題だったため、大吟醸のほか、飲んだお酒達>
それぞれブースがあり、作っていただけました。
一年に一回、一升瓶で800本限定のお酒。生原酒。
すぐ売切れとなりました。フレッシュで美味しかった!
霧島酒造 吉助<赤>
・麹にも芋を使用したサツマイモ100%の芋焼酎・・・
他にも、黒、白もありました。黒と飲み比べましたが、赤が好みでした!
白も飲んで見たかったなぁ・・・。
※今回のお料理やお酒用の割り水の水には全て「やわらぎ水」「霧島れっか水」を使用されてました。