鯨肉の選び方:原料のチェック
スーパー等のお店で鯨肉を見かけたとき、他の商品と同じように、
鯨肉も原料(裏ラベル等を見る)と鮮度をチェックして購入しましょう。
<鯨の種類>
鯨の種類は大きく分かれて、ヒゲ鯨類と歯鯨類があります。
ヒゲ鯨類には、ナガス鯨、イワシ鯨、ミンク鯨、ニタリ鯨などあり、
生のお刺身に最も向いており、五臓六腑食べられます。
歯鯨類はツチ鯨やゴンドウ鯨に代表され、比較的体長も小さく、
さらに体長が小さいものは「イルカ」と呼ばれます。
(一般には体長4m以上を「クジラ」といっています。
体長4m以下のクジラを「イルカ」とよび「小型クジラ」といわれています。)
ヒゲ鯨類より癖があるので生のお刺身よりも加工品に向いてます。
原料ラベルでは、小型鯨と表示されることもあります。
<部位>
同じ名称の商品でも、お店やメーカーによって原料や使ってる部位が違う場合があったり
呼び名が異なることがあります
大きな理由としては、鯨肉は地域の文化色が強い食品なので、
その土地の呼び名で親しまれているからなんですね。
1 その土地の食文化の為、名前が違う
例1)塩くじらは、福岡では塩赤肉のこと、佐賀では塩本皮のこと、
長崎では塩畝(塩畝須)のこと。
例2)尾羽(オバ)くじらは、サラシ鯨、オバケとも呼ばれます。
例3)湯かけくじらは、日野商店の湯かけくじらは、畝須、皮を塩蔵して湯引き済み商品ですが、
塩くじら(湯引き前の塩蔵商品)を”湯かけくじら”と言って販売しているところもあります。
しかし、世に溢れている商品の中には原料を一部あまり良くないもので混ぜているものもあります。
この辺りは判断が難しいので、不安な方は、信頼のおけるお店の人や
鯨専門店の方に訪ねて購入すると良いでしょう。