ピロリーナの「今日もくじら日和」

イワシくじら生ハツ

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鯨の生ハツが注目を浴びている。鯨の心臓だ。

牛のレバ刺しが食べられなくなって、日の目を見るようになってきた、、、というわけだけど

わたしは焼いたレバーは苦手だが、生のレバーは好きだ。

ブロックのハツをザクザクと程よい厚みに切り、ごま油と塩にささっとつけてペロリ。

モチモチ、しっとりとした食感で、赤肉部位とは違った美味しさが味わえる。

焼くのが好きな方は、塩焼きでもイケるらしい。

(ちなみにわたしは、ボイル加工した生ハツは苦手だった。

食感がまた牛レバーそっくり。あの脳みそみたいな、ふにゃっとした食感)

 

ところで、くじらは臭みがある、と思ってる人もいるかもしれないが

鮮度が良いヒゲ鯨類を丁寧に加工処理しているものなら、心配はあまりない。

特に臓物関係は臭み等が気になるかもしれないが、それはない(うちのは。笑)

生ハツ、小ヒゲ(歯茎)、姫ワタ(食道)、百畳(胃袋)、百ひろ(小腸)

まめわた(腎臓)睾丸、などなどあるが

お値段は鯨ベーコンなどよりも手に入りやすいものが多いので

試したことが無い方はぜひ機会があれば食べていただきたい。

この中でも特にわたしのオススメは、百畳と姫ワタ。(それも南氷洋産のナガス鯨)

百畳は鯨の舌の部位、さえずりの良いとこ取りのようなお味。

さえずりは脂肪分が強くてそこが人気なのだけど、百畳はその脂肪分を半分ぐらいにした感覚。

なのにまろやかで、風味もあって安くて旨い。

姫ワタは、あっさり系でどんどん食べられるような感覚の旨さ。

でも南氷洋産のナガス鯨にはそこに、適度なまろやさをより感じる。

でもまぁいつも手に入る鯨種じゃないので、見つけた時が買い(笑)

 

3月末には、オーストラリアとの国際司法裁判の結果が出る。

 

 

about: pirolina
くじら料理研究・くじらの美味しい食べ方を提案。実家は長崎の日野商店。明治41年創業。幼い頃から鯨肉工場の匂いが苦手だったが、鯨屋の世界に入り、くじらの扱い方で美味しさが変わることを知る。二児の母。
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pirolinaの『喜び働く大人の背中はワンダーランド』『鯨食系女子』を含む、クジラソング3曲入りの計10曲。iTunes/楽天市場/amazon/タワーレコード/HMV等全国CDショップ、ネットショップ等
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