最後のリクエスト
「父の最後のリクエストなんです。」
ご注文と共にそういう一言をいただきました。
鯨肉を食べたいとおっしゃる方はやはりその味を知っている年配の方が多いです。
そしてそのリクエストを叶えたいと思うお子さんが贈るケースも多いです。
そこにあるのは、「美味しいくじら」とともに「あの時のくじらを」
子供の頃に食べた懐かしさ、おばあちゃんに作ってもらった鯨料理の味
周りの田舎の風景や匂い、そこに居た人たちとの思い出。
その頃の人生の記憶です。
鯨を食べることがまだ慣れ親しんでいた時代や地域の中で
様々な感情や想いとともに、食卓に上がった鯨肉。
今の鯨肉消費を支えているのは、そういう昔の食文化で支えられてます。
後ほどレビューをいただきました。
「テレビで、鯨料理を、見て、鯨が食べたいから、買ってきて、と、言うんです。6月に心筋梗塞で、入院して、すっかり、静かになってしまいました。それが、いきなり、自分から食べたいものを、言ってきたので、びっくりしました。退院以来初めてなので、よほど、美味しそうだったんでしょうね。86才に、なりました。もう少し長生きしてもらいたいので、お店の方に、父の最後のリクエストなので、美味しい部位を、お願いします。と、メールしました。返信の、メールには、美味しい鯨を送ります、と、かいてありましたが、そこには、愛がある一言がずっしり、伝わりました。有り難うございます。こちらの、お店に、注文して、良かったです。」
嬉しい瞬間です。
お届け出来て良かったなぁって。
みなさんの人生と共に、くじら日和。