ピロリーナの「今日もくじら日和」

近所のお店が無くなったんですよね

先日の講師の現場へ向かう時にタクシーに乗った。

タクシーの運ちゃんが「夏休みなのに授業ですか~」と言うので

「くじらの話の特別授業なんですよー!」と応えると

「ああ、わたし、くじら大好きですよ!」

明るい声が返ってきて、話が盛り上がった。

年齢は60前後だろうか。

とっても嬉しくなったのだが「でも近所の×××さんのとこに買いに行っててね、あそこはいい鯨肉を置いてたんだけど、店を閉めちゃったんだよね」と嘆く。

それは日野商店に買いに来てくださってた魚屋さんだ。ああ、そういえばこのまえ、店を畳んでしまったっけ、と思い出す。

それから、どこに買いに行けばいいかわからないそうだ。

 

まちの魚屋さんは、どんどん少なくなっていってる。

高齢化や、後継者不足、長時間労働だけど他業種と比べワリに合わない。

また、鮮魚を調理する家庭が減って、お魚は回転寿司に食べていく傾向・・・という時代背景があるらしい。

タクシーの運ちゃんは、「そこのお店の主人の目利きが良かった!」と言っていた。

そうなのだ。鯨肉を日野商店の市場にお買いに求めてくるお客様達は、それぞれの目利きで選ぶ。

うちの市場は、毎朝4時から8時まで開けているが、毎日試食を必ず出す。

味が変わってないか、いつもと同じか、ちゃんと自分達も確かめるし、お客様も確かめる。

その中で、魚屋さんは「うちのお客さんは、こっちの柔らかい鯨が好きなんだよ」と好みに合わせたものを仕入れていく。

それが個人商店の良いところであった。

 

どこで買えばいいのかな・・・と悩むお客さんたち、時間を奪われない使い方で食べたい、と思う働く主婦達。それぞれのライフスタイルに合わせた仕事をしていかなければいけないんだな・・・とつくづく思う。

 

「くじら大好きなんですよ!美味しいですよね!」とタクシーの運ちゃんから嬉しそうに声をもらったこと。講師の初仕事に緊張してた私の背中を押してくれて、大変勇気をもらったんですよ。ありがとうございます。

 

 

 

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