ピロリーナの「今日もくじら日和」

IWC国際捕鯨員会からの脱退

日本のIWC国際捕鯨員会脱退が決定しました。

鯨業界は、大きな歴史的分岐点を迎えております。

本来、IWC国際捕鯨委員会では、鯨を保護することを目的の委員会ではありません。

鯨は絶滅しても困るけど、増えすぎても海の生態系が壊れて困るので、適切に海の資源として活用しましょう、という会でしたが、反捕鯨国が多く加盟しているので、鯨を守ろうという会に傾いてる現状でした。

捕鯨問題は政治的に利用されてきたので、数が増えようがそれを認めない反捕鯨国。

アメリカの先住民、アイスランドやノルウェーは商業捕鯨をやっているのに何故日本だけが叩かれるのか。

無意味なIWCを脱退して、日本近海で商業捕鯨をやればいいではないか等の声が上がりながらも、今までそれを日本は選択できませんでした。

また、諸外国からの多くの日本人の印象は、(国内でもそうだと思いますが)

別に鯨肉を食べられなくなっても、特に問題は無い、という意識を見抜いてました。

でも、「自分が鯨を食べないからいいや」ではなく、

「これはどういう問題なのか?」を

ここ数年、全く関係の無いとこから立ち上がって、この捕鯨問題をテーマに映画を制作した『おクジラ様』の佐々木芽生監督、『ビハインド・ザ・コーブ』の八木景子監督のお力など、世論に大きく訴えた動きもありました。

弊社、鯨肉加工メーカーとしては、需要と供給のバランスが取れて、もっと手に入りやすくなり、多くの方にお召し上がり頂けることを望んでます。

そして、どんな鯨でも、美味しくお作りして届けること。

それは調査捕鯨でも、商業捕鯨でも変わりはしません。

ただ、この状況を手放しでは喜べない側面もあります。

南極海への捕鯨は、今年度を持って未来永劫二度とありません。

南極海は、汚染されてないクリーンな海。

そこに生息する鯨はエサの質も良質なので、臭みも無くとても美味しい肉質になるので人気も高いです。

捕獲できない理由は、商業捕鯨になったら南極まで行かないから・・・というだけではなく、

南極を保護している南極条約があるから。

IWCを脱退すると、その条約が生きてくるので、もう二度と南極へは捕鯨は出来ません。

それは、味を知ってる私個人的に残念ではあります。

(しかし、例え条約が無くとも南極海まで行くのは採算も合いませんから仕方の無い事は確かです。大企業も参入しませんからね。)

また、これから商業捕鯨が産業としてどうやって発展するかまだ見えない部分もあります。

ただ、今まで通りアイスランド等の外国から輸入される鯨もありますので、そちらの量も変化があるかもしれません。

先にも申し上げましたが、どんな鯨でも職人の目利きにより判断され、美味しく加工して皆様にお届けする事が大事です。

それは創業110年の間、変わりはしません。

そして、応援してくださる皆様、鯨肉ファンの皆様と共に歩んでいくこと。

これからも美味しい鯨をお届けして参りますので

何卒宜しくお願い申し上げます。

 

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