くじらを食べる会
先日、長崎市の銅座の呑さんのご厚意により、特別にくじらを食べる会をさせていただきました。
しかしこの日はわたくし、昼間から美食&ビール&日本酒&ワインという贅沢三昧をして
ここに辿りつきました。すみません。(´-∀-`;)
では、鯨です。
どーん
手前は特選赤肉、奥の白いものはオバ、中央はナガス鯨の百ひろ、
左側は、イワシ鯨の百ひろ、さえずり、右側はベーコン、末広です。
特選赤肉とは尾の身の周りを包んでいる高級赤身のこと。尾の身と赤肉の中間なんです。
一般市場では、それを尾の身として販売しているところも多いです。
モチッとして丁度良い脂刺しが入っていているけど鯨だから、あっさりと食べられます。
この鯨の赤身は、糖尿病の人が食べても、血糖値が上がらない、と喜ばれる、
アレルギーの方が食べても喜ばれる、と本当に良いんですよね。
オバは、鯨の尾の部分。チリチリしているのが特徴で、この一枚の大きさが大きいものほど上等になります。
これは辛子酢味噌でいただきます。
ナガス鯨の百ひろは、これはもう滅多に手が入らないものでして・・・ほぼ今無いですね。
なぜここにあるかと言うと、私がもらってたからですね☆
昔は(30年以上も前)鯨と言えばナガス鯨でして、それはそれは大きな鯨なんです。
今の50台以上の方に伺うと、「ナガス鯨の百ひろが食べたか~!今の鯨の百ひろは小さか~!」
と、みんな口を揃えておっしゃいます。(;^ω^)
今はイワシ鯨の百ひろか、ミンク鯨の百ひろが主になります。
オススメは、イワシ鯨の百ひろかな。味がまろやかです。
ああ、それと、ちまたでナガス鯨のことを、シロナガス鯨と言って販売しているところが有りますが
それは誤解でして、ありません。シロナガスクジラは現在捕獲されてませんので。
ベーコンの下に隠れているのが、末広(すえひろ)です。末広は長崎独自の鯨食文化です。
で、全てのお料理の写真は撮れなかったのですが一部だけでもご紹介・・・
★エビ
★アワビ
★白子
★小野原本店さんのからすみ 日本酒でいただきました!相変わらず美味しい・・・・本物のからすみです。
★小野原本店さんの生からすみ
生からすみって初めて食べました。プチプチしてて大人な味。
鯨の赤身をカツにしたものです。
呑さんが作ってくれたソースが合ってました!
しかし私はこの時すでにお腹いっぱい。
テーブル席だったのに、私は畳の上に寝ている状態でした。
★オコゼのから揚げ
★13名のご参加方
有難うございました( ^∀^ )
今回盛りだくさんとなってしまったし、自分がこの会に着いたときに既にへべれけ状態であったため
何分反省点がいくつもございますが、皆様に喜んでいただけて幸いでした。
「ほかのお店の鯨は食べられないけど、この鯨食べられた!」と言ってくれた女の子が居たりして
とても嬉しかったです。
圧倒的にですね。実際、鯨食男子が多いんですよね。
まぁ正確に言うと、鯨食中年、ですが。(〃`∀´〃)
でもどんなに鯨が健康に良いとか、美味しい、とか一部の人だけが言っても
それは体感しなければわからないし
日本の文化だなんだ!て言っても一部地域だけだと共感できないし
アレルギーの人の命を救う!って言っても、少数派で
もっと日常的に手に入らなければ、広がらないんだよな~って思います。
それにはまとまった数を価格を下げて流通する他ないと思います。
目の前に美味しい鯨肉が無い所で、捕鯨問題話せるかっての~!
とゆうことで、1人でも美味しい鯨を知っていただける方が増えてもらって
嬉しい鯨の晩餐でした。
ご協力いただきました、呑さん、本当にありがとうございました。